肝臓は人体の中で、とても大切な役割を担っていることはご存知ですよね。
とても重要な臓器なのですが「沈黙の」と言われてるように、症状の出にくい臓器でもあります。
その重さは体重の約約50分の1になりますが、体内で最大の臓器です。
それだけに非常に重要な働き・機能を持っています。
まずはどのような機能があるのか、勉強していきましょう。

肝機能の重要な働きは3つ

肝臓は、身体を健やかに保つための重要な働きをいくつも担当しています。

1 「糖」「たんぱく質」「脂肪」を、身体が使いやすい状態で肝臓に蓄積しています。
2 身体に取り入れた有害なものを、解毒して無害化します。
3 肝臓で生成される胆汁は、脂肪の消化吸収をサポートしています。

どれも皆、人が健康を維持する上では、欠かせない大切なものばかりです!

肝機能低下で出てくる4つの症状とは

肝臓の機能が低下することで、「冷え」「だるさ」「疲れ」「むくみ」など、病気ではなくとも日常生活する上で動き難い状態が出てきます。
そのひとつひとつを肝臓の働きと照らし合わせながら、分かりやすく示していきます。

症状その1 「冷え」

身体を動かす原動力となる血液は、栄養と酸素の他に「熱」を身体に送る働きも持っています。
全身に運ばれる血液を通して体温を作る部位は、

1位が筋肉
2位が肝臓
3位が胃腸

なのですが、安静時では肝臓が最も熱生産量が多くなります。

肝臓が身体の熱源(エネルギー源)だとは、あまり知られていないことのひとつです。
でも、食後に身体がポカポカと温かく感じられるのは、食べ物の消化で胃腸や肝臓が活発に働いて熱を作り出している証拠なのです。

症状その2 「だるさ」

まず、食べ物に含まれる栄養素は、「胃酸や膵液、胆汁」などによって消化され、アミノ酸やブドウ糖などに分解されて腸から肝臓へと運ばれます。

そして、これらの栄養素は肝臓の働きによって、体内で必要なエネルギーに変えられ、各組織や臓器に運ばれるのです。
これを「代謝」とまとめて呼んでいますから、聞いたことはあるでしょう。

代謝が悪い場合、必要な栄養素が各細胞へ行き渡らなくなりますから、各細胞は元気はなくしてしまい、身体全体がだるさを感じるようになります。

栄養素を効率よくエネルギーに変換する為には、肝臓は常に健やかでなければなりません。

症状その3 「疲れ」

身体の疲れは「乳酸」などの疲労物質が溜まることで感じますが、「乳酸」の処理の8割が肝臓で行われていますから、肝臓の調子が悪い場合にはその処理に時間を要します。
肝臓の働きが悪くて乳酸の処理が遅れた場合には、それだけ疲労回復も遅れる訳です。

さらに肝臓は、アルコールなどの有害な物質を90%以上も解毒する働きも持っています。
そして「アセトアルデヒド」に分解されて、酢酸と水に変化します。
お酒が好きな人は自覚もしているとは思いますが、飲み過ぎた翌日などは疲労感がとれないのは、アルコール処理をするために肝臓が無理し過ぎた結果「アセトアルデヒド」が蓄積してしまうためなのです。

肝臓に無理な働きをさせないよう、休養期間を作ってあげてください。

症状その4 「むくみ」

身体にとって健康に深く関わる「アルブミン」は、肝臓だけで合成される物質です。
このアルブミンの数値で、肝機能の状態が把握できるといわれています。
アルブミン量が減少することで、
身体全体の
健康状態の悪化にも繋がってきます。

さらにアルブミンには、水分代謝の働きもありますから、不足することで「むくみ」にも繋がります。
また、アルブミンは加齢と共に減少する傾向にありますから、歳を重ねた方はことさらに充分な栄養と肝臓の健康維持が必要になってきます。

肝機能を上げる為には何をすればいい?

肝臓の細胞は、1カ月でその殆どが入れ替わるといわれています。
そして、その細胞の再生には、充分なアミノ酸が必要になります。

アミノ酸が不足した場合には、肝臓自体の元気が無くなってしまいますし、本来肝臓が持っている「多種多様な機能が果たせなくなる」可能性がありる野です。
アミノ酸を充分に摂取することが重要なわけです。
アミノ酸の摂取は、肝臓ばかりではなく、体力や免疫力UPにも繋がることを意識して取り入れる努力をしましょう。

また、最近話題のタウリンも、酵素の働きを助けてくれますから、アルコールの分解を早めてくれますし、肝臓への負担は軽くなります。
我が家ではアルコール好きの主人の為に、10年以上も前から「タウリン」を飲んでもらっています。
肝臓の為にも、また身体全体の為にも、日常生活の中で上手に摂り入れるものに気をつけて、肝臓や身体全体に元気を与えたいものですね。

アミノ酸は肝臓そのものの修復にも必要

身体の中でも非常に大切な働きをしている肝臓ですが、そんな大切な肝臓そのものが傷ついてしまったらどうしたら良いのでしょうか。
肝臓の肝細胞がウイルスなどによって破壊されてしまった場合、タンパク質がとても必要になってきます。
このタンパク質を作る材料となるものが「アミノ酸」なのです。

肝臓をより良い状態で保持する為にも、アミノ酸を毎日の食事を通して多く取り入れることが、非常に大切になってきますね。
その大切なアミノ酸は、どのような食品に含まれているのでしょうか。
人の身体の組織は、20種類のアミノ酸で構成されています。
この20種類のアミノ酸を効率よくまたバランスよく摂る為には、肉、魚、大豆、乳製品、卵など、良質なタンパク質を偏ることなく食べることが必要です。